子どもたちは夏休み

チェコの子供たち7、8月はまるまる2ヶ月夏休みです。
もちろん、宿題もありません。そりゃ、楽しいわけよ。
というか、日本のあの夏休みの宿題の山(私からすると)、なんだったのかねぇ。。。
それとも今はそんなものはないのでしょうか。
9月からは新年度なので、休みが終わればみんなそれぞれ新しい学年に。
我が家には新一年生がいるので、アクトフカ(チェコのランドセル)や内履き、その他諸々準備をします。
公立幼稚園も基本的にはお休みですが、近くのいくつかの園を1週間ごと順番で開けていて、事前に通う希望を出している子供は、毎週違う幼稚園に通うことができます。(うちの界隈の場合)
そうじゃないと、お仕事している親御さん、困っちゃいますよね。
そうは言っても、慣れた幼稚園ではないから泣く子供、違うおもちゃやお友達にウキウキな子供、様々だそう。
学校へ通っている子供たちは夏休みに通える学童があるわけでもなく、
どうしてるんだ!2ヶ月も。
って思いません?
Táborです。ターボル。
いわゆるサマーキャンプです。
お泊まりから日帰り(朝送って夕方ピックアップする)まで様々。
多くは年齢別でカテゴライズされています。
低年齢のものは親同伴だったりしますが、5、6歳くらいになると送り迎えさえすれば一人で行けるところも多くあります。
内容はとにかく色々で、いろんなクラブやカルチャーセンターのようなところが主催しています。
例えば、
自然の中でテント泊、スイミング、乗馬、アスレチック、演劇、などなど。
特に親が仕事をしている場合には、日中の預け先としてターボルを利用するのです。
人気のターボルはリピーターも多くて、募集が始まる頃(だいたい2月頃)に枠が埋まってしまったりすることも。
うちの娘たちも、幼稚園の頃から少しずつ参加しているのですが、やっぱり終えた後は逞しく見えます。
今年は長女(8歳)が初めて1週間の泊まりのターボルに参加する予定です。
本当はクラスの友達と一緒に参加したかったのですが、誰に聞いても答えは「ノー」で。まだみんな泊まりは躊躇していました。
迷った挙句、一人で知らない場所へ飛び込むことを決意。(この時点で親の私は泣いた。笑)
わが娘ながら、感心しています。(私は10歳でも夜親がいないとメソメソ泣いて隣のお家に駆け込んでたから)
1回のターボルは1、2週間くらいの期間が多いのですが、2ヶ月も夏休みあるのに、残りの7週どうするんじゃ!って思うでしょ。
もうね、カレンダーと睨めっこしながらパズルを組み合わせるようにターボルを数ヶ所申し込んだり、おばあちゃんの家を予約したり、家族旅行の予定を入れたりして2ヶ月の予定を仕上げるのです。
バカンスは大体1週間単位でお休みを取るのがチェコの主流です。(チェコ移住当初は何て長い!と感激していましたが、今となっては1週間より短いバカンスは味気ない…とか思うようになっちまった。)
おばあちゃんの家に至っては、夫の両親は孫が7人もいるので、夏休みの孫の滞在も予約制。笑
ちなみに、上の写真はおばあちゃんの家。大きいプールも遊具もあって、楽しくないはずがない。
子供のターボルも旅行も、それなりにお金のかかることなので、その分たくさん稼がないと〜、な夏休みなのです。