夏休みはターボル
子どもたちの長い長い夏休み。
宿題のない、ただ楽しい2ヶ月間。
その2ヶ月、どうやってやり過ごそうかと両親はあれやこれやと予定を組み込み。
特に仕事の予定が動かせない両親にとっては大問題の夏休み。
以前の投稿でもご紹介しましたが、チェコの夏休みといえば、「ターボル Tábor」です。
日帰りはPříměstský tábor、泊まりはPobytový táborと言います。
多くは年齢でカテゴライズされていて、種類は様々。主催も様々。料金も様々。
お世話をしてくれる大人が必ずいます。
そのターボルから先週、8歳の娘が帰ってきました。
彼女が選んだのは1週間のキャンプのターボル。テント泊。知り合いなし。(日帰りのターボルは経験済み。)
ターボルの詳細はメールで送られてくるので、それに沿って必要物品を準備。
寝袋やらマット、食器類、長靴、雨具が入った大荷物を担いで、直前に涙をポロリと流しながら旅立ちました。
長女不在の1週間。
一人いないと全然違うのね。うるささが違うし、正直楽。
でもやっぱり寂しい。
次女はお姉がいない寂しさでびーびー泣き、私も不安でいっぱいで一緒にポロリ。
何せその1週間、チェコでも珍しく気温は20℃以下、ほぼ雨模様。(おそらくキャンプ場所はもっと寒かった模様)
現地集合、現地解散だったので、その場所まで迎えに行くと、なんと笑顔でヘラヘラしながら歩いてくる娘。
楽しかったか尋ねると、
「楽しかったよ、だって〇〇(次女の名前)いなかったしね!」と。
なんとまぁ。
何せ情報がないので(ほぼゼロ)、あれもこれも聞きたいけれど、返ってくるのはぽつりぽつり。
そんなもんなの、8歳さん。
飲み水はなく(毎日リーダーが車で汲みに行ってたそう)、電気もなく、寒くて寝る時は全てのものを着て手袋帽子着用。
お〜ぅ。
思ったよりもなかなかヘビー。
でもすっかり友達も作って、それなりに楽しめたようで、尊敬。
あ、でもね、返ってきたときの汚さと言ったら。
髪はボッサボサ。数日前の鼻血がついてるし、爪は真っ黒だし。
笑えるほどでした。
泊まる日数分パッキングした服は半分以上綺麗なまま。(ほぼ毎日同じ服着てたらしい)

こんなテントに泊まったそう。二人用。
子どもが離れていくのってあっという間なんだ…ということを体感する夏休み。
だから今のこの一瞬を大事に、大きな心で穏やかな気持ちで… ってなれないんだけど、なんで?笑