チェコの小児歯科事情

2019年01月26日

こんにちは。
チェコの小児歯科事情について、ご紹介します。

まず、チェコでは子供が1歳になったら、小児歯科医を探し、かかりつけの登録をします。 

虫歯の有無にかかわらず、半年に1回、定期検診(チェコの国民健康保険適用者は無料)をしてもらい、歯の生え方や生え始める時期、永久歯への生え変わり、もちろん虫歯があれば虫歯の治療もしてもらいます。 

また検診の際は子供の健康手帳(その中でも歯科手帳:チェコ国籍保有の場合のみ)と念のため、健康保険証も持参してください。


ちなみに、私が友人のチェコ人ママに聞いた話ではこの半年に1回の定期検診を長期に渡って怠った結果、ひどい虫歯になり、歯科医を受診した場合、虫歯の治療に全額保険が適用されないこともあるそうなので、虫歯がなくても、予防歯科の検診は重要なようです。


反対に子供に兄弟がいて、誕生日が少し離れていたり、誕生日が近くても、一人の子供の虫歯治療が検診の間に入ったりして、次の検診の時期がずれてしまった場合、できれば兄弟一緒に診てもらえるように調整したいと思われるかと思いますが、前回の検診から半年未満の定期検診も保険適用にはならず、検診費用が別途発生してしまうそうなので、要注意です。 

なので、兄弟の検診を同時に行うために検診時期をずらす際は半年の幅を大幅に超えない範囲で数カ月単位で少しずつ1~2回の検診時期を後ろにずらして、同時にできるように調整する必要があるようです。(歯科医によっては、もっと柔軟に対応してくれるところもあるかもしれませんが)


日本の小児歯科では最近よくフッ素コートをしてくれるところがあるようですが、私の知る限り、チェコの歯科医では子供向けのフッ素コートをするクリニックはあまりないようです。 その代わり、フッ素(Fluroid)入りの歯磨き粉を使って、朝晩2回歯磨きをするように指導されます。


うちの子供たちのかかりつけ歯科医ではElmexの子供用歯磨き粉をすすめられました。


尚、虫歯になってしまった場合の治療ですが、初期虫歯なら白い詰め物(日本の仮詰めのような)、重症の虫歯の場合は日本と違って黒色のアマルガン(保険適用)か白いセラミック(実費&高額)になります。 

日本では、アマルガンは重金属のため、現在、歯科治療には適用されていないようなので、日本人の患者さんの場合は、治療後、詰めていただく前に詳細をご相談いただいた方がいいかもしれません。

(情報提供 Mさん)

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